投資信託の基礎知識

 

NISAのことを知ろうと思えば、まずは「投資信託」自体のことをおさらいしておく必要があります。投資という世界に縁遠いような人でもおそらく「投資信託」という言葉は知っていると思います。特に最近は老後の生活に向けた投資として役立つということで、注目度がアップしている状況のようです。

 

では、肝心の投資信託とはどういうものなのか、ということです。投資信託のことを「ファン」と言います。ちょっと「ファンド」に近いですね?簡単にいえばこれは、大きな資金としてひとつにまとめて運用するために投資家から集めた投資金のことです。運用自体については、当然ですがその道の専門家が行います。つまり、株式や債券などに投資するという内容の商品なのです。

 

運用が上手くいって成果が出ると、投資をした人達にも投資額に応じた分配が行われます。このような金融商品ということです。こうした投資の大きなポイントは、「集められた資金がどのような投資に使われるのか?」ということです。そこで、投資信託ごとに運用する方針が練られ、その方針に基づいて専門家が実施していきます。

 

一般的な銀行の貯金金利と決定的に違うのは、必ず金利(配当)があるというわけではないことです。残念にも運用が上手くいかずに、投資した額を下回ってしまうと、投資家は損をすることになります。

 

投資信託の運用成績というのは極めて流動的で、市場環境などの変化で大きく変動することがあります。もちろん上手くいけば、投資信託の購入後すぐに、運用が上手くいって利益をさっそく得られることもあります。こうしたメリットやデメリットがあるのが投資信託です。